ラッピング＆プロテクションフィルム
ボイジー

茨城県つくばエリアでカーラッピング、ペイントプロテクションフィルム、コーティングを施工販売するボイジーです。

みなさんこんにちは！ボイジー代表の古川です。
今回はヘルメットにラッピングをしたお話です。お客様は新型のスズキハヤブサをご購入され、それに合わせて新調したヘルメットにラッピングをご希望でした。どんなデザインをお希望なのかお尋ねすると、一言「隼で！」なかなかに潔いリクエストでした（笑）
ヘルメットは茨城に工場があるSHOEIのハイエンドモデルX-１５です。実は僕のお友達がSHOEIで働いているので、とても親近感のあるブランドです。
打ち合わせにスタジオへお客様にお越しいただき、サンプルのカットデータをヘルメットに乗せてデザインの確認をさせていただきました。

なかなか大胆なデザインです。でも曲面で構成されたヘルメットに複雑な文字を貼っていくのは結構大変です。色々施工方法を考え、フィルムの選択も曲面に追従させやすいものにしました。

お客様にカラーサンプルから色を選んでいただき、施工用のフィルムをカットします。今回使用したフィルムはTECKWRAPです。このフィルムはラッピング用のキャスト製法と看板用のカレンダー製法のハイブリットなので、熱をかけて縮ませることで曲面に追従させやすくなります。

早速施工していきます。今回のヘルメットはマット塗装されており、接着力が弱い表面状態なのでしっかり脱脂を行います。
まずは仮置きして位置を決めていきます。




曲面にフィルムを置くと必ずシワができます。そこで文字ギリギリまで裏紙にスリットを入れて、極力シワが出ないように置いていきます。それでもフィルムが余ってシワになる部分は、熱をかけてフィルムを縮ませることでヘルメットの形に整形していく作戦です。

出来上がりはこんな感じです。念のために予備のフィルムもカットしましたが、１発で決めることができました。

マットブラックのヘルメットにシルバーの隼が大きく入り、後ろから見た人を圧倒しそうなデザインですね。前側は文字の端部がマルケスのクモのデザインっぽく見えてかっこいいですね。ダクトなどのパーツの隙間もギリギリまで攻めたので、量産品のステッカーとは比べ物にならないクオリティになったと思います。お客様にもイメージ通りの仕上がりになったと喜んでいただき、インストーラーとしても大変嬉しかったです。

さて今回の施工にかかった費用ですが、フィルム代と施工費込で２５,０００円（税別）を頂戴しました。施工時間としては２、３時間でしたが、お客様が遠方のため1週間ほどお預かりして、他の作業と並行して進める形をたらせていただきました。
ご自分のバイクに合わせたカラーやイメージをデザインしたヘルメットは、バイクのカスタムと同じくらいワクワクしますよね。僕もオリジナル塗装のヘルメットを持っていますが、世界に一つという満足感は何物にも変えがたいと思います。ヘルメットのデザインラッピングをご希望の方は、ボイジーのホームページにあるお問い合わせフォームからご相談ください。施工だけでなくデザインのご提案も承ります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はBMWにスモークPPFを施工したお話しです。お楽しみに！