ラッピング&プロテクションフィルム
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ルーフの貼り替えです☆ボイジーです☆

2022.12.09

茨城県土浦市でカーラッピング、ペイントプロテクションフィルム、コーティングを施工販売するボイジーです。

 

みなさんこんにちは!ボイジー代表の古川です。
今回はルーフの貼り替えのお話です。おクルマはトヨタ プリウス 50系です。オーナー様は程度の良い中古車を購入されてカーライフを楽しんでおられましたが、ある日ふとルーフをみると所々凸凹になっているのを発見したそうです。この車を購入された時からカーボン調のルーフになっており、それはそれで気に入っていらしたのですが、その凸凹が気になりルーフのラッピングを決意されたとのことで、ネットでボイジーを見つけてくださりご相談に来られました。

現車を見せて頂くと見たことのない柄のフィルムだったので、ちょっと嫌な予感がしました。まずどこで製造されたフィルムかわからない、また誰が施工したのかもわからないので、果たしてこれを剥がして大丈夫なのか?オーナー様がおっしゃるには、中古車を見ていると時々同じルーフのプリウスがあるので、メーカーまたはディーラーのオプションだったのではないかとのことでした。そうだとするとかなり厄介なフィルムです。

何故なら、カーラッピングに使うフィルムは、後々剥がすことを考慮して再剥離性のあるフィルムを使用しています。ですが車を作る側からすればオプションとは言えフィルムを貼った状態がノーマルですので、絶対に剥がれないようにすることを考えるからです。お客様にはこのフィルムの剥離には時間がかかること、強粘着の接着剤を使用している可能性があるので塗装にダメージが発生するリスクがあることをご説明し、ご承諾を頂いた上で施工することになりました。

実際に剥離作業をしてみると想像した通りフィルムの下の接着剤がベッタリと残ってしまいました。色も黄色く変色しており剥がすの大変だなーと心が折れそうになりました。さらに剥離を進めていくとルーフアンテナ、リアガラスカバーの下までフィルムが貼ってあり、パーツの脱着が必要なことがわかりました。カバーもアンテナも室内のライナーを外さないとアクセスできないので大変です。ライナーを外すには室内のルームランプ、ハンドル、トリムの脱着が必要になります。

各パーツを取り外すと結構汚れが溜まっているので、ここもしっかりクリーニングします。

板金屋さんのバイト経験がこんなところで活用できました(笑)

剥離をしているとルーフのエッジに塗装のダメージがあることがわかりました。

幸い大きなダメージではなかったので、ペーパーを当ててスムージングして対応しました。




接着剤の剥離とクリーニングに丸1日かかりましたが、頑張ったおかげでツルツルの良い下地が出来上がりました。ここまで来れば優勝です(笑)


ラッピングをサクッと完了!フィルムは3Mのブラッシュドブラックです。アンテナを取り付けてライナーを戻し、室内のトリムを組み立てて完成しました。

 

さてここで話を最初に戻して、何故ルーフに凸凹ができていたのか検証してみます。フィルムを剥離した時に確認したのですが、フィルムが浮き上がって凸凹になっていた部分の接着剤は、ルーフにしっかり残っていました。つまりフィルムと塗装の間にある接着剤が綱引きをした結果、塗装側の接着力が勝ったということです。フィルム+接着剤<塗装+接着剤ということです。その状態でフィルムを圧着してもまた浮いてきます。カーラッピング用に使われるフィルムの接着剤は塗装への接着力がフィルムとの接着力より強くならないように設計されています。それが再剥離が可能となる理由です。この接着剤の性能の差がフィルムの価格にも反映されていますので、カーラッピング用のフィルムは高価になります。ラッピングってなんで高いの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、理由の一つとしてわかりやすい事例だったのでこのブログを書きました。

 

ここまでお読み頂きありがとうございます。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はバイクのパーツラッピングのお話です。お楽しみに!

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