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第一回全日本ペイントプロテクション選手権です☆ボイジーです☆

2022.03.18

茨城県県南エリアでカーラッピング、ペイントプロテクションフィルム、コーティングを施工販売するボイジーです。

 

みなさんこんにちは!ボイジー代表の古川です。
今回は施工スタジオを飛び出して、PPFの大会に出場したお話です。北米やヨーロッパでは毎年のように開催されているこの手の大会なんですが、日本では初開催です。
国際オートアフターマーケットEXPO2022の中で、僕も所属している日本カーラッピング協会の主催で開催されました。3月9日から11日までの三日間を通してトーナメント形式で初代チャンピオンを決める戦いです。

普段の施工とは違い指定された部分を制限時間内で施工し採点は減点方式で行われるので、どこまで完璧に仕上げるかまたは妥協するかなど作戦も重要になってきます。とはいえ日頃の努力の積み重ねが結果に現れるのは間違いありません。僕も自分の実力がどのくらいなのか、普段見ることのないインストーラーさんの技術を見てみたいという気持ちから参加しました。

競技は基本的にプレカットフィルムを使って行われます。フィルムは試合ごとにメーカーが変わり、施工液も会場に用意されたものを使用するルールです。普段使わないフィルムもあり、施工液との相性もわからない状態ですので、瞬時に状況を判断する力も試されます。


ROUND1はフェンダーの施工です。普段の施工では30分位かけて丁寧に施工しますが、制限時間は6分。位置合わせ、スキージング、施工液の選択、スチームの使い方など非常に技術が問われる試合です。僕はなんとか貼り終わりましたが、端部の仕上げまでは間に合わず厳しい感じでした。


ROUND2はヘッドライト。曲面がとてもキツく、かなり伸ばして貼る設計になっているので、制限時間6分は相当難しいです。こちらもなんとか貼り終わりましたが、位置のズレやシワが残ったりと悔しい結果でした。3分の1の人が貼り終わらなかったというのも納得です。1日目の競技はここまでで参加36名から24名に絞られます。僕の結果は26位。あと少しでしたが2日目には進めませんでした。しかし多くの人に見られ、しかも短い時間での施工という普段ではありえない状況は、とても良い経験になりました。また他の選手の技術が見られたことも大変勉強になりました。せっかくなのであと2日見学してもっと多く学びたいと思います。

 


2日目ROUND3はバンパーの半分です。制限時間は18分。1日目を勝ち抜いた24名でも5名が貼り終わらないという難易度の高さ。しかし上手い人はほぼ完璧に仕上げています。この試合で24名から12名に絞られました。

 


ROUND4はボンネットの前半分です。制限時間は6分。一見簡単そうに見える部分ですがプレスラインが複雑で難しいです。この試合でも12名中5名が貼り終わらず、しかも優勝候補2名が脱落するという大波乱が起きました。やはり大会という特殊な状況に魔物が住んでいますね。この日の競技はここまで。最終日に進むのは6名に絞られました。

 

そして3日目のROUND5はボンネットのフルラッピングです。制限時間は20分。普通に施工したら1時間はかかると思いますが、さすが最終日に残っただけあって全員が完成しました。一見するとみなさんきれいな仕上がりに見えましたが、審査員の厳しいチェックで結構減点マークが付けられていました。(この試合はすごく混み合っていて、僕も真剣に見てしまったので写真がありません。ごめんなさい)


午前中の準決勝を勝ち抜いた3名で行われた決勝戦。競技はボンネットフル、バンパーフル、フェンダー片側を制限時間90分で施工する内容。ここまでくるとほとんど神業です。普段なら3日間で施工するイメージです。ところが決勝進出の3名は課題終了かつエキストラポイントのフェンダー両側まで完了していました。すごいの言葉しか思いつきません。

3日間の熱い戦いが終了し、結果発表です。

初代チャンピオンに輝いたのは、女性インストーラーの井上さん。女性が大会で優勝するのは世界初とのことです。
まさかの優勝に信じられないとコメントしていましたが、普段の努力が実を結んだ結果だと思います。大会を通して感じたのは年数よりも施工台数が勝るということ。そして年齢や性別は関係なく、普段の施工をいかに丁寧に行っているかが現れるということです。僕も気持ちを新たに努力を積み重ねていきたいと感じました。

 

3日間が本当に短く感じた今大会でしたが、競技の合間には展示ブースの方も覗いてきました。

大会のスポンサーでもあるXPELさん。僕もメインで使っているフィルムメーカーさんです。映画トップガンとのコラボモデルのアストンマーチンを展示されていました。もちろんフロントフルでPPFを施工されています。

 


競技の合間に行われた3Mさんのデモの様子です。3M認定トレーニングで世界トップの得点を獲得した岡部さん、アメリカのラッピング世界大会で優勝経験もあるカーラッピング系ユーチューバーのけいいちさんのお二人による豪華なデモ施工でした。3MのPPFは今年から国内販売が開始され、今後ボイジーでも取り扱っていく予定です。

 

さて、惜しくも1日目で敗退してしまった僕ですが、ありがたいことに特別賞をいただきました!

点数は及ばずでしたが、頑張っている姿を評価されたとのことです。嬉しいですね!3MさんのPPFトレーニングはとても貴重なので頑張って受講してきます。
また大会を通して多くのインストーラーさんと交流もでき、得るものが大きかった3日間でした。なんとあのけーいっちゃんねるさんにも出させて頂いてます!
ボイジーとしてもこれからより多くの方にカーラッピング、ペイントプロテクションフィルムを知って頂きたいと考えています。そしてお客様に喜んで頂けるこの仕事に改めて誇りを持つことができました。カーラッピングやペイントプロテクションフィルムに興味のある方は、HPのお問い合わせフォームよりご連絡をお待ちしております。この仕事を勉強してみたいという方も歓迎します。

 

 

今回は長文でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はアメ車のライトをスモーク化したお話です。お楽しみに!

 

 

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