2021.04.23
BOIZ, the wrapping & PPF service in Ibaraki, JAPAN
みなさんこんにちは!ボイジー代表の古川です。
ラッピングやプロテクションフィルムにコーティングはできますか?というお問い合わせをよく頂きます。実際フィルムにコーティングを施工するとトラブルの原因になることがあります。サテンやマット系のフィルムだと艶が出てしまったり、コーティング剤との相性でフィルムにダメージを与える場合もあります。でもボイジーのデモ車を雨が降った時に見てみると、水弾きはほとんどありません。そのままにしておくと雨染みも発生します。確かにコーティングできるといいかも知れません。
そんなある日、PPFの大先輩のブログで発見してしまったんです!フィルムに使えるコーティング剤!早速大先輩に連絡してコーティング剤を入手するべくその会社にコンタクトを取りました。その会社は「GTECHNIQ(ジーテクニック)」というんですが、イギリスの会社でした。ネットであちこち探しましたが、日本への発送をしていません。仕方ないので直接イギリスにメールを送りました。下手な英語で「Give me coating material!」(笑)
数日後返信がありました!それも日本から(笑)GTECHNIQの日本法人があるそうです。昨年日本法人が立ち上がって国内販売の準備をしているそうですが、コロナの影響で遅れているとのこと。確かにイギリスはコロナで大変な状況です。そんな訳で製品も国内にはほとんど在庫がなく、一本だけ残っていたサンプル品を無理やり送ってもらいました。その製品がこちらです。
HALOと書いてあるので「ハロ」かと思ったら、正式には「ヘイロ」だそうです。光の輪という意味で、いかにも輝きそうな名前です。
ものすごく少量なので、車に施工する前にサンプルで実験をしてみることにしました。代表的なラッピングフィルム3種類(グロス、サテン、マット)、PPF2種類(グロス、マット)の計5種類のテストピースをサンプルボードに貼り、施工前と施工後の比較をしました。
写真が雑で少しわかりにくいかも知れませんが、コーティング施工前後の表面状態の差はほとんど見られません。特にサテン、マットのフィルムのマット感が全く失われていないのは驚きです。普通のコーティング剤を使用した場合、艶が出てしまいマット感が失われてしまいます。
スプレーで水を掛けてみました。
施工後のフィルムは水が玉になりコーティングが効いているのが観察できます。試しにこのまま乾燥させたところ、雨染みの発生も少ないことがわかりました。その雨染みもクリーナーで取り除くことができます。タオルでゴシゴシ擦ってみましたが、コーティングはしっかり残っていました。現在施工から2ヶ月経過しています。お客様が来るたびに同様の実験をお見せしていますが、コーティングの性能は落ちていないようです。GTECHNIQ日本法人の話では、4月中には国内販売を開始するとのことです。ボイジーでもGTECHNIQ製品を施工できるよう準備を進めています。
ここまでお読み頂きありがとうございました。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はコーティングのお話第2回。GTCHNIQさんご来店です。お楽しみに!
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