2020.11.21
茨城県つくば市を中心にラッピングとプロテクションフィルムの施工販売をしているボイジーです。
こんにちは!ボイジー代表の古川です。
前回はフリードのフルラッピングに挑戦したお話でしたが、今回はその続きです。
リア周りがなんとか終わり、続いてサイドに取り掛かりました。今回のデザインで最も重要なのが、サイドの切り替え部分です。
赤黒のツートンのバランスと斜めに切り替える角度を検討し、マスキングテープでラインを作ってフィルムを貼って行きました。
車体の左右を揃えるのが中々大変でしたが、時間を掛けて採寸したおかげでバランス良くできたと思います。
後ろ3分の1のマットレッドを貼り終えた時点で1月半ばを過ぎていました。そこから前半分のグロスブラックに取り掛かりました。
ルーフ、ボンネットは面積が広くて一人で作業するのに苦労しましたが、ラッピング専用フィルムは初期粘着が弱く設計されているので、時間をかければなんとかなります。段々コツが掴めてきて、最初と比べるとずいぶん早く貼れるようになったと思います。実際ボンネットはフィルムの切り出しから貼り終わるまで約1時間程度でした。
ただ、この頃の僕は端部を上手に処理する技術が無かったので、角や折り込み部分は今見ると素人丸出しです(笑)
続いてフロントバンパーですが、ここはフォグランプやラジエーターの開口部があるためかなり複雑な形状になっています。そのため一旦バンパーを取り外し、パーツを全部外してからボディに取り付けて作業しました。開口部は1枚で貼るとフィルムが伸び過ぎて剥がれて来るので下貼りを入れておくんですが、どこまで下貼りにするかが結構難問でした。下貼りが大きすぎるとフィルムの継ぎ目が目立ってしまうし、小さいとフィルムが剥がれてしまう。試行錯誤をしながら何度も下貼りをして、ベストな位置を探りました。またフロントバンパーは上下のツートンにしたので、切り替え部分が地面と並行になるように調整するのも苦労した点でした。
最後にフェンダーとドアの施工ですが、この時点ですでに2月に突入していました。フェンダーのエンブレムは取り外し、ドアはアウターハンドルとミラーを取り外して作業しました。この辺の脱着は鈑金作業の経験が活かされた部分です。ラッピングは部品を外さずに作業できることが利点ですが、アウターハンドルは外して作業した方が仕上がりがきれいです。ミラーもドアパネルから出ている場合は一旦外してドアを貼った方が楽です。ちなみにフリードのミラーは鏡部分の内側までボディ色なので、内側までフィルムを貼るのはちょっと大変でした。ここはかなり分割して貼りましたが、後々剥がれてくるリスクを考えると細かく分割して正解だったと思います。その分時間も掛かってしまいましたが(笑)
最終的にフルラッピングが完成したのが3月初め。約3ヶ月掛かって初めてのフルラッピングが完了しました。色々な部分を貼ってみて上手く貼ることができない部分など、様々な問題点が見えてきました。でも問題点をどうすればクリアできるのかが、その当時の僕にはわからなかったんです。これでは自己満足のDIYレベルで終わってしまい、商売にはならないなと落ち込んでいた時に偶然の出会いがありました。
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