2021.02.05
茨城県つくば市を中心にラッピングとプロテクションフィルムの施工販売を行っているボイジーです。
こんにちは。ボイジー代表の古川です。
前回は名古屋でHAMMERのボンネットのフィルムを剥がしたところまででした。夜中までかかって下地を作ったので、ラッピングもきれいに仕上げたいですね。
HAMMERはとても大きな車体なので、ボンネットも巨大です。僕たちのようなプロが使うラッピング用のフィルムは幅が1.5mなんですが、ボンネットの幅が1.8mもあるので1枚では貼れません。センターで分けて2枚で貼ることになるのですが、今回施工するブラッシュドのフィルムはヘアラインが入っているので、貼り合わせる部分がずれると目立ってしまいます。二人で施工すれば簡単なんですが、昨日まで手伝ってくれた友達は仕事で来られません。果たして一人で上手くできるのでしょうか?(笑)
通常ボンネットを施工する時は、ボンネットを閉めた状態でクルマの正面から攻めることが多いんですが、HAMMERは大きすぎて脚立に乗ってもボンネットの奥まで手が届きません。幸いボンネットが前に起きるタイプだったので、ボンネットを立てて施工しました。それでも脚立に乗っての作業なので、フィルムを置いては調整を繰り返し、結構汗をかきました(笑)左半分まで施工した状態がこちら↓↓↓
ここで疑問に思った人は鋭い!ボンネット上でフィルムを切るのはどうやっているか?疑問に思いませんか?
実はフィルムのカットにはカッターは使っていません。僕もトレーニングをしているので、ボディに傷を付けずにフィルムをカットすることはできるんですが、基本的には表に出ている部分ではカッターではなくナイフレステープを使っています。簡単に説明すると細い糸の入ったテープをフィルムの下に仕込んでおき、フィルムを貼った後でその糸を抜くとフィルムが切れる、ということです。上の写真はボンネットのセンターにナイフレステープを仕込んでおき、中の糸を引き抜いてカットした状態です。
右側も貼り終えたところです。ヘアラインをきっちり揃えて施工したので、貼り合わせた部分もほとんどわからないレベルに仕上がりました。ここでもナイフレステープが活躍しました。ボンネットのエッジや巻き込みも処理した後、ポストヒーティングをして完成です。黒いボディにシルバーのボンネットが鮮やかですね!ヘアラインが入っていると無垢の金属のような風合いになるので、ちょっとワイルドな感じがHAMMERに似合っています。
先日までの剥がし作業を頑張ったおかげで非常に良い仕上がりになったと思います。やっぱり下地処理と友達は大事ですねwww
HOT WIREDの三輪様にもご満足頂き、お店を後にしました。
ちなみにこの後はお昼ごはんとお土産を買いに名古屋の有名なパン屋さん「パンのトラ」に行ってきました♪名古屋メシとはちょっと違いますが、美味しいパンが食べられて名古屋出張のいい思い出になりました。
ここまでお読み頂きありがとうございます。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はヘッドライトPPFのお話をしようと思います。お楽しみに!
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