2020.11.27
茨城県つくば市を中心にラッピングとプロテクションフィルムの施工販売を行っているボイジーです。
こんにちは!ボイジー代表の古川です。
前回までは素人ながら初めてフルラッピングをしたお話でした。フルラッピングはしたものの、どうしてもフィルムが浮いて来る箇所や巻き込みが剥がれて来る箇所があり、どうしたら良い施工ができるのかわからないまま時が過ぎていました。ちょうどコロナで緊急事態宣言が出されていた時期でした。
コロナで仕事も暇なのでネットでラッピング関連の記事を検索していたところ、とあるショップさんのHPの片隅に「プライベート講習」の文字を見つけました。電話してみると偶然にも社長さんが出られ、講習について詳しく教えて頂きました。そんなきっかけで自分にとっては初めて師匠と呼べる人物に出会うことになったんです。あとで聞くとその社長さん、例年であればレースの仕事で全国のサーキットを飛び回っている時期だったそうですが、コロナで軒並み中止になり体が空いていたとのこと。本当にすごいインストーラーだったんです。運命の巡り合わせというものを感じた瞬間でした。
善は急げという言葉の通り、初めての電話からわずか2週間後には師匠となる社長さんの会社にお邪魔し、3日間つきっきりでマンツーマンのプライベート講習を受講しました。1日目は基礎的なフィルム特性を、数社のフィルムを使って小さな部分を貼りながら練習することで習得して行きました。ラッピング専用フィルムと言ってもメーカーによってその性格は異なり、扱い方も少し変わってきます。またフィルムの伸ばし方、縮め方を教わる中で自分がいかに間違った貼り方をしていたかよくわかりました。2日目はクルマのボディの中でも難易度の高いバンパーを中心に、ダクトやフォグランプ、マーカーなどの窪んだ部分の貼り方を教わりました。また施工する前のクリーニングがどれほど重要なのかもこの時に実感しました。応用編としてラインの入れ方や道具類の使い方など眼からウロコのテクニックや知識をたくさん教えて頂きました。
最終日は僕のフリードの悪い部分を手直ししながら、仕上げの講習です。バンパーやボディにデザインされた溝の処理ができなかったのが、教わったテクニックを使ったら簡単にできてしまい、本当にマジックだな、とこの時思ったんです。僕がフィルム施工のブランドを「FILMMAGICIAN」にしたのはこの時の経験が大きかったからです。そうして3日間の講習が終わり、テクニックと自信という大きなお土産を持って帰路につきました。
写真はラッピングトレーニングの修了証です。世界的に有名なラッピング界の巨匠、ジャスティン・ペイト氏の主宰する「THE WRAP INSTITUTE」。僕が受講したのは、偶然にもそのTWIの公認トレーニングでした。しかもカーラッピング部門では日本第1号です。
ここまでお読み頂きありがとうございます。次回はプロテクションフィルムのトレーニングについてお話しようと思います。
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